GE日立ニュークリア・エナジーのESBWRが認証審査の安全性評価に合格

【ノースカロライナ州ウィルミントン 2010年10月26日】 GE日立ニュークリア・エナジー(GEH)は本日、同社の次世代原子炉である革新型単純化沸騰水型原子炉(ESBWR)が、米国原子力規制委員会(NRC)の諮問委員会が実施した重要な安全性評価に合格したことを発表しました。今回の合格により、2011年秋に予定されているESBWR技術の認証に向けて大きく前進したことになります。

NRCの独立機関である米国原子炉安全諮問委員会(ACRS)は本日公表された10月20日付けの書面にて、ESBWRに関する最終的な安全性評価答申書を発行しました。同答申書は、NRCが最終的な認証審査に進む前に必要なものです。この時点から認証が完了するまでの所要期間は約1年であるため、NRCはESBWRに関する審査を予定通り終了する見通しです。審査終了後GEHのこの技術は設計認証を得た「第3世代プラス」の原子炉となります。GEは2005年12月にNRCにESBWRの設計審査を申請しました。

答申書にはACRSのアブデル・カリーク会長の名前で「ESBWRは堅牢な設計に基づいており、健康や公共の安全に対するリスクを与えることなく建設・運用することが可能だという合理的保証が得られました」と示されています。

1,520メガワットのESBWRは、世界最先端の受動的安全性を備え、設計が一段と簡素化され、現在市場にあるものの中で最も炉心損傷頻度が少ないものとなっています。さらに、ESBWRの革新的なデジタル計装や制御設計、開発プロセスは原子力に関する規制や世界で認識されている基準を厳密に満たしています。

EBSWRが受動的安全性や自然循環冷却方式を持つ始めての原子炉として認証が得られるように、私たちは技術力や信頼性を証明することに大変力を入れてきました。その結果として、このように予定どおりに手続きが進み嬉しく思います。ACRSの答申書は、GEHの世界的なサプライチェーンや事務所の拡張とともに、当社の原子力事業に対するコミットメントを示しています。」とGEHのカロライン・リーダ社長兼CEOは述べています。

GEHとミシガン州の電力会社のDTEエナジーは、デトロイトの南35マイルの地にある既存のフェルミ2原子力発電所に隣接して、ESBWRを1基建設する可能性を共同で検討しています。DTEエナジーは「フェルミ3号基」の認可申請をNRCに提出しており、NRCの審査は2012年完了予定でスケジュール通りに進んでいます。DTEエナジーは、ミシガン州最大の電力会社であるデトロイト・エジソンを運営していますが、新原子炉建設を推進する決定はまだ下していません。

GEHは顧客である電力会社に対して、NRCの認証を受けた完全なポートフォリオを提供することが可能であると考えています。ESBWRは1997年に設計認証を受けた唯一の第3世代原子炉である、改良型沸騰水型原子炉(ABWR)を進化させたものです。GEHは、ABWRの設計認証を2012年からさらに15年間更新する予定です。

GE日立ニュークリア・エナジーについて

米国ノースカロライナ州ウィルミントンに拠点を置くGE日立ニュークリア・エナジー(GEH)は、改良型原子炉や原子力燃料、および原子炉関連のサービスを提供する世界有数のプロバイダーです。GEHは、2007年6月に、GEと日立製作所の原子力分野の事業提携により設立されました。原子力分野における新たな提携関係の締結により、GEと日立製作所は統一された戦略的なビジョンを掲げ、より広範なソリューションポートフォリオを提供するとともに、原子炉の新設や原子力関連サービスを提供する機会を拡大します。この提携関係は、世界中のお客さまに原子炉の稼働率、出力、および安全性の向上を実現するために必要な技術的リーダーシップを提供します。

この件に関するお問い合わせ先

GEエナジー広報部 [担当:新村(シンムラ)]
電話:080-3476-5892
izumi.shimmura@ge.com

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