GE日立は日本のカスタマーのニーズに応える技術を提供

世界最高の安全基準と耐震基準に適合した計測機器を設置

2014年9月22日
日立GE ニュークリア・エナジー株式会社

GE日立ニュークリア・エナジー(GEH)は本日、原子力規制委員会の包括的な安全基準に対応した重要な計測機器である「使用済み核燃料プール用水位計測機器(SFPLM)」を日本の電力会社に提供することを発表しました。
このSFPLMにより、事業者は使用済み核燃料が保管されているプール内の水位を安全に計測することが可能となります。

2014年7月に実施された実証試験の成功を受け、2基の水位計計測システムが中国電力島根原子力発電所2号機・3号機に納入され、同発電所2号機には9月12日に設置が完了しております。なお、同発電所3号機には今年度末までに設置をおこなう予定です。

GEHのニュークリアサービス部門のシニアバイスプレジデントであるケビン・ウォルシュは「お客さまである事業者に対して、使用済み核燃料プールの水位と温度に関する信頼性の高い情報提供を通じ、高い安全性と信頼性を有し、また堅牢な当社製品によって安全基準を満たすことが可能となりました。」「GEHの技術を通じて、中国電力の島根原子力発電所施設の安全かつ効率的な運営に寄与することができることを嬉しく思います」と述べています。

GEHの使用済み核燃料プール用水位計計測機器は、最大1,000フィート(約305m)離れた場所においても、管制室から安全かつ信頼できる水位情報を正確で継続的に計測を行うことができます。

GEHは中国電力以外にも日本の電力会社3社からすでにこの水位計システムを受注しています。
また、台湾電力向けにこの使用済み核燃料プールの水位計システムを納品しました。

米国の原子力規制委員会は合衆国における事業者に使用済み核燃料プール用水位計を2016年12月までに設置するように求めています。さらにNRCのあらゆる規制基準を満たし、またそれを上回りながら、GEHの使用済み核燃料用プール水位計システムは日本の原子力規制委員会のすべての要求項目を満たします。

GE日立ニュークリア・エナジーについて

米国ノースカロライナ州ウィルミントンに拠点を置くGE日立ニュークリア・エナジー(GEH)は、先進の原子炉および原子炉関連のサービスを提供する世界有数の企業です。GEHは、2007年6月にGEと日立製作所の原子力分野の事業提携により設立されました。原子力分野における新たな提携関係の締結により、GEと日立製作所は統一された戦略的なビジョンを掲げ、より広範なソリューションポートフォリオを提供するとともに、原子炉の新設や原子力関連サービスを提供する機会を拡大します。この提携関係は、世界中のお客さまに原子炉の性能、出力、および安全性の向上を実現するために必要な技術的リーダーシップを提供します。

お問い合わせ先

日本GE 株式会社
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