ホライズン・ニュークリア・パワー社が新しいチームリーダーを任命

2015年11月10日

ホライズン・ニュークリア・パワー社(以下、ホライズン社)は11月10日、新しく2人のチームリーダーを任命しました。今回、新たにプログラム担当ディレクターと人事担当ディレクターが加わることにより、ホライズン社の部門ディレクターがすべて決定し、ホライズン社の体制が強化され、ウィルヴァ・ニューウィッドプロジェクトがさらに進展します。

プログラム担当ディレクターに、土木工学技術者のカール・デブリンが就任します。カール・デブリンは、営業中あるいは開発中の主要なインフラプロジェクトを取りまとめた豊富な経験があり、これまで、ロンドン地下鉄、キャピタ社、ラング・オルーク社、BAA社(ターミナル5)、ベクテル社において役員を務めてきました。

カール・デブリンが率いるチームはウィルヴァ・ニューウィッド原子力発電所の開発および建設を担当します。敷地整備、原子力発電所の設計、工程管理、主要な認可取得に関してすべてデブリンが統括します。

デブリンは次のように述べています。「このたびホライズン社の一員となることができ、大変光栄です。アングルシーにおけるウィルヴァ・ニューウィッドの開発は、英国で現在進行しているプロジェクトの中でも最も活気に満ちたプロジェクトの1つです。これまでの進捗は目を見張るものがありますが、これからも数多くの課題が待ち受けています。これまでの経験を生かして、プロジェクトを成功に導きます。」

人事担当ディレクターには、スー・ストックトンが就任します。ストックトンは、以前はタレス社の航空電子工学部門の人事担当ディレクターでした。タレス社の前は、英国原子燃料公社(BNFL)に12年間在籍し、セラフィールド社での人事部長など、数々の役職を務めてきました。20年以上にわたる人事部門の経験により、人事勤労業務や人材育成において貴重な見識を持っています。

ストックトンは次のように述べています。「ホライズン社には、この分野で数十年にわたり豊富な経験を積んできた有能な人材がそろっており、このような会社の人事担当ディレクターに就任できることを大変喜ばしく思っています。ホライズン社はウィルヴァ・ニューウィッドプロジェクトの計画に合わせて急成長しています。プロジェクトに伴うさまざまな要求に応えられるように人事部門を束ねていきたいと考えています。」

ホライズン社COOのアラン・レイマント氏は次のように述べています。「会社がますます発展するには、あらゆる課題に常に対応できる必要があります。両氏の豊富な経験と専門知識は、ウィルヴァ・ニューウィッドプロジェクトをスケジュール面でも予算面でも計画通りに進め、それを実現するため適材適所への人材の配置をすることで、ホライズン社の事業推進に大いに貢献するでしょう。」

2名の着任により、ホライズン社はウィルヴァ・ニューウィッドプロジェクトへの取り組みを加速させます。採用予定の原子炉技術ABWRについては、英国規制当局による審査評価が最終段階に入っており、第2回目となるパブリックコンサルテーションに向けての準備も進めています。また、ホライズン社はグロスターの本社およびアングルシーにおいて事業規模を拡大させており、来年早々には新しい本社を立ち上げ、現地事務所も数か月後には倍の規模になる予定です。

補足情報

ホライズン・ニュークリア・パワー社は、英国内の原子力発電所建設を目的として2009年に設立され、2012年11月に日立製作所により買収されました。5,400MW以上の原子力発電所をアングルシー島のウィルヴァとサウスグロスターシャー州オールドベリー・オン・セヴァーンに新設予定です。

新プログラム担当ディレクター カール・デブリンについて

数多くの企業で土木工学技術者として活躍しており、ヒースロー空港ターミナル5、海峡トンネル鉄道路線、ハイスピード1、ロンドン地下鉄の拡張など、注目を集める大規模なインフラプロジェクトに携わってきました。ホライズン社の前は、ロンドン交通のさまざまなプロジェクトやプログラムで役員としてリーダーシップを発揮してきました。ユニバーシティ・カレッジ・コークでエンジニアリングを専攻し、本年11月にホライズン社に入社しました。

新人事担当ディレクター スー・ストックトンについて

ブリストル大学で現代語を専攻し、経営管理と人事管理についても学位を取得後、役員および上級管理職の経営コンサルタントとして従事し、BNFL社とタレス社で人事部門のリーダーとして数々の役職を務めてきました。本年10月にホライズン社に入社しました。

以上