GE日立ニュークリア・エナジーがドミニオン社による小型モジュール原子炉BWRX-300への出資を発表

ドミニオン社が新小型モジュール炉開発へ出資

2018年5月21日 - GE日立ニュークリア・エナジー(以下、GEH)は、同社が開発している出力30万キロワットの小型モジュール炉(SMR)BWRX-300の開発支援として、ドミニオン・エナジー社(以下、ドミニオン社)の出資を発表しました。

「お客様の資本参加は、製品開発にとても重要です。当社の新型SMRの商業化に向けたドミニオン社による出資を大変嬉しく思います。BWRX-300は、原子力産業の長期事業継続に不可欠な経済性を大幅に改善しています。既存の軽水炉に比べ効率が良く、簡素化されており、また安全性を高めた設計で、必要な敷地占有面積もわずかです。」とGEHの原子力プラントプロジェクト担当取締役副社長のジョン・ボールは述べました。

ドミニオン社の出資は、BWRX-300の商業化を加速するものとなります。現時点では、同社の商業用原子力発電所においてBWRX-300の建設計画はありません。

「経済成長に必要な電力供給を確かなものにする為、クリーンで信頼性が高く、経済性に優れた原子力発電は重要な役割を担っています。私たちは、BWRX-300の開発においてGEHが追求している技術革新が市場で競争力を更に高めていくと信じています。今回の投資は技術革新を支えるため、大きなものではありませんが、両社に有益と考えています。」とドミニオン社のCNO(Chief Nuclear Officer)であるダン・ストダードは述べました。

BWRX-300は、NRC認証済みのESBWRの設計及びライセンスをベースとしています。飛躍的に簡素化された設計により、他の軽水冷却SMRや既存の大型炉に比べ、BWRX-300の出力あたりの資本コストは最大60%の削減を見込んでいます。この削減が達成されれば、BWRX-300はコンバインドサイクルガス発電や再生可能エネルギーと並び、経済的に競合可能となります。BWRX-300は、GEHの10世代目の沸騰水型原子炉デザインです。

GE日立ニュークリア・エナジー(GEH)について

米国ノースカロライナ州ウィルミントンに拠点を置くGEHは、先進の原子炉および原子炉関連のサービスを提供する世界有数の企業です。GEHは、2007年6月にGEと日立製作所の原子力分野の事業提携により設立されました。原子力分野における新たな提携関係の締結により、GEと日立製作所は統一の戦略的なビジョンを掲げ、より広範なソリューションを提供するとともに、原子炉の新設や原子力関連サービスを提供する機会を拡大していきます。この提携関係は、世界中のお客さまに原子炉の性能、出力、および安全性の向上を実現するために必要な技術的リーダーシップを提供します。

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