GEHが小型モジュール炉BWRX-300のカナダ原子力安全委員会による許認可前設計審査を開始

2019年5月22日 - GE日立・ニュクリアエナジー(以下、GEH)は、小型モジュール炉BWRX-300の許認可前設計審査をカナダ原子力安全委員会(CNSC)と開始したことを発表しました。

許認可前設計審査は、CNSCが提供する任意のサービスです。CNSCが原子炉メーカに初期段階からレベルの高い審査を実施し、原子炉の設計過程でカナダの規制条件を満たしているか確認をすることが目的です。フェーズ1及び2の評価は、カナダの新設プロジェクトの許認可プロセスにおいて根本的な障害となりうる課題の特定とその解決策への方向性を確保するものとなります。

BWRX-300は、米国原子力規制委員会から認証を受けたESBWRの設計とライセンスをベースにしています。徹底した原子炉設計の簡素化によりBWRX-300の出力あたりの資本コストは、他の軽水冷却型小型モジュール炉(SMR)や既存の大型炉との比較で最大60%の低減を見込んでいます。ESBWR設計と実績あるコンポーネントの活用、そして設計を簡素化する技術革新によりBWRX-300は、コンバインドサイクルガス発電や再生可能エネルギーとコスト競争力を持ちえると確信しています。

BWRX-300は、1955年にGEが原子炉の開発を始めてから10代目の沸騰水型原子炉(BWR)設計であり、簡素化を極めた最も革新的なBWR設計です。

GEH社 原子力プラントプロジェクト担当取締役副社長 ジョン・ボールのコメント

「私たちは、ガス発電や再生可能エネルギーと比較してもコスト競争力のある小型モジュール炉BWRX-300の設計を進めています。この許認可前設計審査は、画期的な技術の商業化に向けた重要な一歩となります。」

GE日立・ニュクリアエナジー(GEH)について

米国ノースカロライナ州ウィルミントンに拠点を置くGEHは、先進の原子炉および原子炉関連のサービスを提供する世界有数の企業です。GEHは、2007年6月にGEと日立製作所の原子力分野の事業提携により設立されました。原子力分野における新たな提携関係の締結により、GEと日立製作所は統一の戦略的なビジョンを掲げ、より広範なソリューションを提供するとともに、原子炉の新設や原子力関連サービスを提供する機会を拡大していきます。この提携関係は、世界中のお客さまに原子炉の性能、出力、及び安全性の向上を実現するために必要な技術的リーダーシップを提供します。

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