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Hitachi GE

より高度で、厳密な安全対策を施した放射性廃棄物処理システム

原子力発電所から出る放射能レベルの低い低レベル放射性廃棄物には、気体、液体、固体のものがあります。
気体、液体については放射性物質の濃度を測定し、安全を確認した上で大気中や海に放出しています。固体の放射性廃棄物については焼却、圧縮することによって容積を減らし、セメントなどで固めてからドラム缶に密閉します。その後、青森県六ヶ所村にある日本原燃(株)低レベル放射性廃棄物埋設センターに輸送し、埋設処分しています。

原子力発電所の廃棄物処理システム

高レベル放射性廃棄物

「高レベル放射性廃棄物」は、再処理工場で使用済燃料からまだ使えるウランやプルトニウムを回収した後に残る「核分裂生成物を含んだ廃液」のことです。強い放射線と熱を出すので、耐久性・耐熱性が高く、安全性に優れたガラスで固めて「ガラス固化体」にします。
その後、冷却のため貯蔵管理施設で30~50年間貯蔵し処分します。さまざまな処分方法が検討されていますが、地下に埋設する方法が国際的に共通の考えになっています。

高レベル放射性廃棄物処分の枠組みを定めた「特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律」が2000年6月7日に公布され、処分の実施主体となる「原子力発電環境整備機構」が同年10月18日に設立されました。