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GE日立ニュークリア・エナジー、フィンランドの革新型単純化沸騰水型原子炉(ESBWR)入札に向け、同国のソフトウェアエンジニアリング企業と提携

在フィンランド米国大使館に革新型単純化沸騰水型原子炉(ESBWR)を展示

【フィンランド ヘルシンキ2012年1月26日】GE日立ニュークリア・エナジー(GEH)は、本日、フィンランド共和国(以下、フィンランド)のソフトウェアおよびシステムエンジニアリング会社であるスペース・システム・フィンランド(Space Systems Finland Ltd.(SSF))と革新型単純化沸騰水型原子炉(ESBWR)に関する覚書を 締結したことを発表しました。SSFは、航空宇宙作業や公益事業など、さまざまな産業分野におけるシステム管理ソフトウェアの安全性を検査・検証するエンジニアリング会社です。
本覚書に基づき、GEHとSSFは、今後フィンランドや全世界における原子力発電所建設プロジェクトにおいて、協力して事業展開を図っていきます。フィンランドでは、同国電力会社であるテオリスーデン・ヴォイマ社(Teollisuuden Voima Oyj(TVO))が、自社のオルキルオト(Olkiluoto)原子力発電所内に第4番目の原子力発電施設の建設を計画しています。

また、本覚書の締結と同時に、GE副会長でありGEエナジー社長兼CEOを務めるジョン・クレニキ(John Krenicki)は、新規原子力発電所の建設を含め、二酸化炭素排出量を削減した代替エネルギー供給の拡大に向け、フィンランドの取り組みに対しGEがどのように協力することができるかを協議するため、フィンランドのエネルギー産業界の有識者と、在フィンランド米国大使館で会合を開きました。

「ESBWRは、GEが世界中のお客様のエネルギーと環境に対する要求を満たすために、多様な技術とサービスを提供していることを示すことのできる最適な事例です。」と、クレニキ氏は述べました。また同氏は米国大使館に、同大使館内で展示される予定のESBWRの模型を贈呈しました。また、在フィンランド米国大使館は、グリーンエンバシー協会(League of Green Embassies)の活動において、高いエネルギー効率の推進を積極的に推進しており、大使館建物も最新のグリーン技術を取り入れるために改装中です。

TVOは、「オルキルオト-4」プロジェクトに向け、GEHの最新型第3世代プラス原子炉である革新型単純化沸騰水型原子炉(ESBWR)を含む、複数の原子炉技術の評価を行っています。GEHのESBWRは、自然循環と受動的安全システムを備えた安全性の高い原子炉です。2011年には米国原子炉規制委員会(NRC)よりESBWRに最終設計承認が与えられ、世界中の電力会社がこの原子炉技術に基づく発電所建設を行えるようになりました。

SSFは本覚書に基づき、ESBWRの最新デジタル計装・制御(I&C)システムがフィンランドで承認を受けられるようGEをサポートしていきます。具体的には、SSFはESBWRの設計がフィンランドの規制に対応するために設計検証し、必要に応じてシステム設計の修正提案を行います。

「SSFは、ESBWRがフィンランドの原子力産業の基準を確実に対応していくために、自社の安全管理システムに関するノウハウを活用し、GE日立ニュークリア・エナジーと協力できることを喜ばしく思っています。」と、SSFのマネージングディレクター、ヴィーラ・シルビウス(Veera Sylvius)氏は述べています。

GEHは、TVOのプロジェクトが求める条件を満たし、ESBWRによる入札を優位に進めるために、今回SSFと覚書を締結しました。これは、フィンランドにおける原子力関連のサプライヤーネットワークの拡大と既に実績のあるグローバルなサプライチェーンを補完するために、現在推進しているGEHの戦略の一部でもあります。

「GE日立ニュークリア・エナジーは、フィンランドで承認を受けるため、最先端のESBWR計装・制御(I&C)技術についてSSFと協力できたことを非常に嬉しく思います。SSFは原子力関連のI&C設計に関し、フィンランドの規制当局と電力会社の双方と協力してきた幅広い経験を有しています。SSFを現地パートナー企業として持つことは、フィンランド企業の見識を生かしたESBWRの建設が可能となります。」と、GEHのグローバル営業リーダー、デイビッド・ダーラム(David Durham)氏は述べています。

2011年11月に、GEHは、フィンランドのESBWRへの共同入札に向けて、米国のエンジニアリング会社であるフロー(Fluor Corporation)と覚書を締結しました。GEHとフローは、2011年10月にフィンランドのタンペレで開催されたイベント「Meet the Vendor」に共同で参加しました。このフォーラムはフィンランド原子力産業協会(Finnish Nuclear Industry Association)が主催し、原子力発電分野における知識と経験を持つ現地企業との協力関係を構築するため、原子力プラントメーカーとSSFを含むフィンランド国内のサプライヤー候補企業を集めて行われました。

フィンランドには、現在4基の原子炉があり、世界原子力協会(World Nuclear Association)によると、2010年には同国の電力のうち28%以上を供給しています。また2010年7月に、フィンランド国会は、TVOの「オルキルオト-4」プロジェクトを含め、さらに2基の原子炉を建設する「原則決定(Decisions in Principle)」を承認しています。

GE日立ニュークリア・エナジーについて

米国ノースカロライナ州ウィルミントンに拠点を置くGE日立ニュークリア・エナジー(GEH)は、改良型原子炉および原子炉関連のサービスを提供する世界有数の企業です。GEHは、2007年6月に、GEと日立製作所の原子力分野の事業提携により設立されました。原子力分野における新たな提携関係の締結により、GEと日立製作所は統一された戦略的なビジョンを掲げ、より広範なソリューションポートフォリオを提供するとともに、原子炉の新設や原子力関連サービスを提供する機会を拡大します。この提携関係は、世界中のお客さまに原子炉の稼働率、出力、および安全性の向上を実現するために必要な技術的リーダーシップを提供します。

スペース・システム・フィンランドについて

スペース・システム・フィンランド(Space Systems Finland Ltd.)は、1989年に設立され、フィンランドのエスプーに本社を置く、ソフトウェア・エンジニアリングを事業展開する非公開企業です。通信衛星および衛星地上システム向けのソフトウェア設計で高い実績があり、今日では、高い信頼性が求められる基幹システム向けのシステム・ソフトウェア設計、ならびに原子力発電および宇宙航空産業などの技術分野におけるシステム評価を主な事業としています。

報道機関お問い合わせ先

Michael Tetuan
GE Hitachi Nuclear Energy
+1 910 819 7055
michael.tetuan@ge.com

Tom Murnane or Howard Masto
Masto Public Relations
+1 518 786 6488
tom.murnane@mastopr.com
howard.masto@ge.com

以上