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ホライズン・ニュークリア・パワー社が新たな原子力発電所プロジェクトの名称を「Wylfa Newydd」に決定

2013年11月15日

ホライズン・ニュークリア・パワー社(以下、ホライズン)は、ウェールズのアングルシー島に建設が予定されている新たな原子力発電所の名称を「Wylfa Newydd(ウィルファ・ネーウィズ)」にすると発表しました。
これはウェールズ語で「新しいウィルファ」を意味し、今後、長年にわたり同島にもたらされる雇用機会および恩恵への期待を表しています。

この名称は、既にウィルファにある原子力発電所の実績に敬意を払い、単に発電所の存在にとどまらず、新しい施設から生まれる大きな発展の可能性を示すものです。本プロジェクトは、今後数十年にわたり、実施される数十億ポンド規模の資本投下の象徴であり、地元経済の活性化および数百人規模の長期雇用を創出します。

ホライズンのアラン・レイマントCOOは、次のように述べています。「新しい原子力発電所は、正式な名前がなかったため、これまでは“ウィルファB”と呼ばれていました。ホライズンが日立製作所に買収された昨年以降プロジェクトは大きく進展しましたが、そのほとんどは水面下におけるものでした。来年からは、プロジェクトの進行が加速し、地元の方々にもそれが見て取れるようになると思います。そして、こうした今こそ、新しい名称を世に出す好機であると判断しました。我々の計画は、施設の建設だけではありません。アングルシーの、ゆるぎない豊かな未来の創造を考えています。

この新しい名称は、11月14日に地元の主要なパートナーおよび関係者を招待し、アングルシーで催された晩餐会で発表されました。

また、その場で、Wylfa Newydd原子力発電所の一部となる2基の改良型沸騰水型軽水炉(以下、ABWR)の設計が進行中であることも発表されました。この計画の詳細は2014年の後半に、具体的な建設日程とともに発表される予定です。

アラン・レイマントCOOは、次のように続けます。「本プロジェクトの2014年は、今までで最も忙しくなることでしょう。我々のパートナーである日立GEニュークリア・エナジー社が代表となり、英国原子力規制庁(ONR: Office for Nuclear Regulation)および環境庁(EA: Environment Agency)と共に包括設計審査(GDA: Generic Design Assessment)が進められます。この手続きを通じて、ONRとEAはABWRが安全に稼働できることを厳しく確認します。その後、我々はパブリック・コンサルテーション(地元との協議)の第一段階を立ち上げ、計画の初案を地元の方々に提示し、ご意見をうかがうことになります。Wylfa Newyddは、アングルシーにおいて重要な役割を負っております。我々の計画を、その一番の受益者である住民の皆様に共有できる時を今から楽しみにしています。」

ホライズン社は、2014年の後半に実施するパブリック・コンサルテーションのプロセスを開示するため、 同年早々にパブリック・コンサルテーション計画を更新する予定です。