原子炉圧力容器の内部点検における検査時間の短縮と作業効率向上を目的に開発を進めている「ロバスト撮像技術※とAIを活用した遠隔目視試験システムです。これまで点検が困難だった、入り組んだ構造や狭い空間での点検を可能にし、検査員の負担軽減・検査精度向上を支援します。
位相板を用いて焦点ずれに強い画像を生成し、画像処理で復元することで、カメラのピントが合う範囲(被写界深度)を拡大。 カメラの位置や角度の制約を緩和し、複雑な形状や狭い場所の撮影を容易にします。
反射光と拡散光のバランスを最適化することで、亀裂などの異常箇所を鮮明に映し出す照明を採用しました。
過去の目視試験映像を用いてAIが亀裂の特徴を学習。 検査時には学習済みモデルにより亀裂候補を自動識別します。検査員の判断をサポートし、従来の目視確認よりも作業時間の短縮が可能となります。
これらの技術を実装したシステムの開発を進め、実機プラントへの適用をめざしています。

ロバスト撮像とAIを用いた炉内遠隔目視試験システム