GE日立ニュークリア・エナジー、ポーランドの原子力発電プロジェクトにおいて米国のエンジニアリング会社と提携

【イギリス ロンドン 2011年9月15日】GE日立ニュークリア・エナジー(GEH)は本日、米国のエンジニアリング企業であるフロー(Fluor Corporation)と覚書を締結したと発表しました。フローは本覚書に基づき、ポーランドが電源多様化の一環として計画を進めている、同国初となる2ヵ所の原子力発電所の新設において、設計・調達・建設(EPC*)の分野で協業することとなります。

ポーランドの電力最大手ポルスカ・グルパ・エネルゲティチュナ(PGE)は、 9月22日と23日にワルシャワにおいて開催されるエンゲージメント・カンファレンスにおいて同プロジェクトの正式な入札手続きを開始する予定です。PGEは2013年半ばまでにプラントメーカーの選定を完了し、2020年に同国初の原子力発電所の運転開始をめざしています。

GEHは、沸騰水型原子炉(BWR)の技術開発および関連サービスにおける世界的な先進企業です。また、GEは現在、ポーランドで1万人以上を雇用しています。

「GEHが持つ原子力発電に関する50年にわたる経験と、フローのエンジニア リングおよび建設分野での業界をリードするノウハウが合わさることによって、PGEに対して完全なソリューションを提供し、入札を優位に進めることが可能となります。ポーランドで建設が予定されている新しい原子力発電所や、今後 新たに計画されるプロジェクトにおいても、フローとの協力関係に大いに期待しています。」とGEHのダニー・ロデリック新規プラント担当上級副社長は述べました。

フローは、数十年にわたり世界各地の大規模なエンジニアリングおよび建設 プロジェクトを手がけてきた企業であり、ポーランドでは、1995年に拠点を設置し、300人におよぶ技術者を擁しています。

「フローとGEHの両社は、世界的に認められた技術と非常に優れた安全性、効率性、および信頼性を備えたEPCをPGEに提供します。フローは60年以上にわたり、23基の原子力発電所の設計および建設を支援し、また延べ9,000万時間を超える運用支援を含む、原子力関連のサービスを提供してきました」とフローのパワー・グループ担当プレジデントのデイブ・ダニングは述べました。

GEHはこれまでの2年間において、10社以上のポーランドの機器メーカーやエンジニアリング企業との協力関係を構築しており、原子力発電所の建設によって地域経済が活性化されることが期待されています。また、GEHは、長期的にポーランドを支援するため、ポーランドの大学と共同で、新たな原子力発電所の建設および運営に必要となる数千人の原子力技術者の育成に取り組んでいます。GEHは今夏、14人の学生をインターンとしてポーランドの大学から迎え、ノースカロライナ州ウィルミントンにあるGEHの米国本社でインターンシップを実施しました。

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EPC : Engineering, Procurement and Construction

GE日立ニュークリア・エナジーについて

米国ノースカロライナ州ウィルミントンに拠点を置くGE日立ニュークリア・エナジー(GEH)は、改良型原子炉および原子炉関連のサービスを提供する世界有数の企業です。GEHは、2007年6月に、GEと日立製作所の原子力分野の事業提携により設立されました。原子力分野における新たな提携関係の締結により、GEと日立製作所は統一された戦略的なビジョンを掲げ、より広範なソリューションポートフォリオを提供するとともに、原子炉の新設や原子力関連サービスを提供する機会を拡大します。この提携関係は、世界中のお客さまに原子炉の稼働率、出力、および安全性の向上を実現するために必要な技術的リーダーシップを提供します。

フローについて

フロー(Fluor Corporation)は、フローはテキサス州アービンに本社を置くエンジニアリング企業で、世界各地における非常に困難で複雑なプロジェクトの設計、 建設およびメンテナンスを多数請け負っています。フローは、6つの大陸に事業拠点を置き、グローバルネットワークを通じて、エンジニアリング、調達、建設、検証、運用、メンテナンスおよびプロジェクト管理の分野で包括的なサービスと世界的に水準の高いノウハウを提供しています。2010年度の売上は208億ドルであり、フォーチュン200社にも選出されています。詳細についてはwww.fluor.comをご覧ください。

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