GEパワー&ウォーターがDTEエナジーフェルミ原子力発電所2号機の定期検査業務を受注

GE日立ニュークリア・エナジーとGEパワー・ジェネレーション・サービスが包括定期検査業務を提供

【ミシガン州モンロー-2015年7月16日】-GEパワー&ウォーターは、GE日立ニュークリア・エナジー(以下、GEH)とGEパワー・ジェネレーション・サービス(以下、PGS)を通じて実施される、ミシガン州のDTEエナジー(以下、DTE)フェルミ原子力発電所2号機の定期検査業務を受注しました。

GEHは、ミシガン州ニューポートのフェルミ原子力発電所2号機の沸騰水型原子炉に関わる一連の定期検査業務を担当し、PGSが主発電機と6基のタービン弁の検査並びに補修業務を担当します。これらの作業は、今年秋の発電所運転休止期間中に行われます。

「今回の受注は、GEパワー&ウォーターが原子力関連事業の顧客へ提供する包括的なエンドツーエンドソリューションの好例であり、DTEとの連携強化を嬉しく思っています。フェルミ原子力発電所2号機の定期検査業務に、最適なプロジェクト管理や確かな技術、業界をリードする革新的なソリューションを提供できることを喜ばしく思います。」とGEHの原子力サービス&燃料部門の副社長であるランス・ホールは述べています。

フェルミ原子力発電所2号機は、1988年に運転を開始した117万kW級沸騰水型原子炉です。100万世帯を超える家庭に、クリーンで二酸化炭素を排出しない電気を供給する能力があり、運転開始以来、GEが主導する合弁会社のグローバル・ニュークリア・フュエル社がその燃料を供給しています。

GEHは、既設の原子炉への補修サービス業務に加え、新設される原子炉についてもDTEと連携しています。DTEは今年4月に、米国原子力規制委員会(NRC:Nuclear Regulatory Commission)からフェルミ原子力発電所におけるGEHが開発した革新型単純化沸騰水型原子炉(ESBWR:Economic Simplified Boiling Water Reactor)の建設および運転の認可を取得しました。この認可証の発給により、150万kW級原子炉新設の可能性に対する技術や安全性、環境への影響に関する6年間に亘る審査を完了しました。この認可発給は、2014年のNRCの原子炉設計承認に続くもので、ESBWRの実現に新たな一歩を記しています。

GEについて

GEは創造力あふれる方法で世界をより良くする企業です。GEはハードウェアとソフトウェアを融合することで、お客様とともに電力供給や運輸、インフラ構築や医療、金融に関わるソリューションを提供し、こうした産業に新たな時代を生み出します。日本におけるGEの活動については、 http://www.ge.com/jp/ をご覧ください。

GEパワー&ウォーターについて

GEパワー&ウォーターは国や地域ごとの課題を解決する、幅広い発電設備や水処理技術をお客様に提供しています。パワー&ウォーターは風力や太陽光などの再生可能資源、バイオガスと代替燃料、および石炭、石油、天然ガス、原子力エネルギーを含むすべてのエネルギー産業に関わっています。また水の供給とその品質に関して、世界で最も難しい課題を解決する先進的技術の開発も行っています。パワー&ウォーターには分散型電源、原子力、パワー・ジェネレーション・サービス、再生可能エネルギー、火力発電向け機器、およびウォーター&プロセス・テクノロジーの6つの事業部が属しています。パワー&ウォーターはニューヨーク州スケネクタディに本社を置き、GEとして最大の産業部門です。

GE日立ニュークリア・エナジー(GEH)について

米国ノースカロライナ州ウィルミントンに拠点を置くGEHは、先進の原子炉および原子炉関連のサービスを提供する世界有数の企業です。GEHは、2007年6月にGEと日立製作所の原子力分野の事業提携により設立されました。原子力分野における新たな提携関係の締結により、GEと日立製作所は統一の戦略的なビジョンを掲げ、より広範なソリューションを提供するとともに、原子炉の新設や原子力関連サービスを提供する機会を拡大していきます。この提携関係は、世界中のお客さまに原子炉の性能、出力、および安全性の向上を実現するために必要な技術的リーダーシップを提供します。

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