GEHがファーストエナジー社から定期検査業務を受注

GEHがペリー原子力発電所で革新的な定期検査技術を導入

【ノースカロライナ州ウィルミントン-2016年2月4日】 -GE日立ニュークリア・エナジー(以下、GEH)は、ファーストエナジー社よりペリー原子力発電所における定期検査業務を受注しました。

今回の契約において、GEHはオハイオ州ペリーにある沸騰水型原子力(BWR:Boiling Water Reactor)発電所で、燃料交換フロアおよび原子炉下部における制御棒駆動装置の機構交換などの定期検査業務を担当します。

「遠隔操作で圧力容器内の目視検査を行う「Stinger」などの革新的な技術や、制御棒駆動装置の遠隔分離に関わる固有の技術が、被ばく線量の低減と作業時間の短縮に寄与し、原子力発電所の停止期間の短縮を可能とします。これらのツールと、プロジェクト管理における専門的な知識やその確かな技術、そして経験豊富な定期検査作業員の派遣などを通して、ファーストエナジー社の定期検査業務の完遂およびプラント稼働率の目標達成に、私たちが貢献できることを喜ばしく思っています。」とGEHの燃料およびサービス部門取締役副社長であるランス・ホールは述べています。

今回の契約に基づき、2021年までに3回の定期検査業務が行われる予定です。

ペリー原子力発電所に導入されているGE製BWRは、単基で1,268メガワットの電力を発電し、100万世帯以上の電力需要を満たします。

GE日立ニュークリア・エナジー(GEH)について

米国ノースカロライナ州ウィルミントンに拠点を置くGEHは、先進の原子炉および原子炉関連のサービスを提供する世界有数の企業です。GEHは、2007年6月にGEと日立製作所の原子力分野の事業提携により設立されました。原子力分野における新たな提携関係の締結により、GEと日立製作所は統一の戦略的なビジョンを掲げ、より広範なソリューションを提供するとともに、原子炉の新設や原子力関連サービスを提供する機会を拡大していきます。この提携関係は、世界中のお客さまに原子炉の性能、出力、および安全性の向上を実現するために必要な技術的リーダーシップを提供します。

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