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Hitachi GE

日立GEニュークリア・エナジー株式会社

加圧水型原子炉向け追加2基のサービスを含む契約

【ノースカロライナ州ウィルミントン-2017年4月26日】 -GE日立ニュークリア・エナジー(以下、GEH)は、米国最大の原子力発電所運転会社であるエクセロン・ジェネレーション社(以下、エクセロン社)から、同社の所有する全ての沸騰水型原子炉(BWR)と3基の加圧水型原子炉(PWR)を対象とする、総額1億4千万ドルを上回る定期検査業務契約を受注しました。

本契約に基づき、GEHは2021年春の定期検査完了までに、米国中部大西洋沿岸地域、中西部及び北東部地域に所在するエクセロン社の全15基のBWRに加え、ニューヨーク州オンタリオにあるR.E.ジナ原子力発電所のPWR1基とメリーランド州ラスビーのカルバートクリフス原子力発電所PWR2基に全ての定期検査業務を提供します。

「GEHは、エクセロン社と長年のパートナーシップを築いてきました。大変多くの家庭や企業にクリーンな電気を供給する原子力発電所において、安全且つ、効率的な運転を支える機会を引続きいただき嬉しく思います。この定期検査業務や最近発表したデジタルパートナーシップを通じて、エクセロン社が高度な安全性、信頼性そして経済性において業界をリードすることに貢献できることを喜んでいます。」とGEHのサービス部門の取締役副社長であるランス・ホールは述べています。

本契約には、合計でおよそ1,400万世帯に二酸化炭素排出のないクリーンな電気を供給するエクセロン社のBWR発電所における、燃料交換フロアと原子炉下部の定期検査業務も含まれます。

GEHは2015年の秋に、R.E.ジナ発電所で初めてPWR向け定期検査業務を担当し、エクセロン社と協力して予算以下の費用で予定よりも早く、また安全や業務上の問題もなく完了しました。今回の契約を通じて、GEHはR.E.ジナ原子力発電所における2回の定期検査業務とカルバートクリフス原子力発電所のPWR2基に対する各2回の定期検査業務を担当します。

GEとエクセロン社は、最近IOTサービスに関する契約を結びました。この契約を通じて、GEの一連のIOTソフトウェアアプリケーションPredixが原子力施設を含む全てのエクセロン社の施設に展開される予定です。

GE日立ニュークリア・エナジー(GEH)について

米国ノースカロライナ州ウィルミントンに拠点を置くGEHは、先進の原子炉および原子炉関連のサービスを提供する世界有数の企業です。GEHは、2007年6月にGEと日立製作所の原子力分野の事業提携により設立されました。原子力分野における新たな提携関係の締結により、GEと日立製作所は統一の戦略的なビジョンを掲げ、より広範なソリューションを提供するとともに、原子炉の新設や原子力関連サービスを提供する機会を拡大していきます。この提携関係は、世界中のお客さまに原子炉の性能、出力、および安全性の向上を実現するために必要な技術的リーダーシップを提供します。

以上

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