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Hitachi GE

日立GEニュークリア・エナジー株式会社

2021年2月11日 - GE日立・ニュクリアエナジー(以下、GEH)は、本日、小型モジュール炉(以下、SMR)BWRX-300のカナダでの設置を支援するため、GEH SMR テクノロジーズ・カナダ株式会社(GEH SMR Technologies Canada, Ltd.)の設立を発表しました。

リサ・マクブライド氏(Lisa McBride)がカナダにおけるSMRのリーダーに任命されており、顧客、投資家、取引先や連携企業と協働し、GEHの目標である2028年までのグリッド規模初のSMR商用化を推進していきます。

マクブライド氏は、カナダで3,000人を超える業界会員を有する組織ウィメン・イン・ニュークリア(WiN)カナダの会長です。また、オンタリオテック大学の女性STEMカウンシル会長を務め、カナダ原子力協会の理事会メンバーでもあり、約18年に亘り同国のエネルギーセクターにおける多くの重要な任務を通して原子力関係の経験を培ってきました。

GEH原子力担当取締役副社長のジョン・ボールは、「GEは1950年代よりカナダの商用原子力エネルギー業界の先駆者で同国初の原子力発電所である1962年の実証炉を開発したコンソーシアムのメンバーでした。今回のSMR事業設立によってその功績を発展させ、世界初のグリッド規模のSMRをカナダに構築し、オンタリオ州をSMR技術のハブにすることを楽しみにしています。」と、述べています。

マクブライド氏は、「カナダで存在感をさらに高めるため、主要なサプライヤーを選定、また株主や地域との関係を強化し、迅速な事業推進に取り組んでいます。」と、コメントしています。

BWRX-300は、米国原子力規制委員会(NRC)の許認可を受けたGEHの革新型単純化沸騰水型原子炉(以下、ESBWR)の設計と許認可の基礎的部分を活用したもので、パッシブセーフティシステムを備えた300MWeの水冷却型自然循環SMRです。設計の飛躍的且つ革新的な簡易化により、他のSMRのデザインと比較した場合、BWRX-300はMWあたりの資本コストが大幅に削減されると、GEHは推定しています。

また既存のESBWR設計証明書の有用性を活かし、認可と認証を受けたGNF2燃料デザインを活用し、実績ある部品とサプライチェーンの専門知識を利用することで、BWRX-300は、最小のリスク、最大の価格競争力、最速のスピードでSMRの商用化を実現できるとGEHは考えています。

GE日立ニュクリアエナジーについて

GE日立・ニュクリアエナジー(以下、GEH)は、改良型原子炉と原子炉関連のサービスで世界をリードするプロバイダーです。2007年創立のGEHは、世界の原子力産業に資する目的でGEと日立が創設したグローバルなニュクリア・アライアンスです。このアライアンスは、幅広いソリューション・ポートフォリオを生み出す統一された戦略的なビジョンを掲げ、新たな原子炉の可能性やサービスの機会を拡大し、原子炉の稼働率、出力や安全性の向上に必要な技術的リーダーシップを世界中のお客さまに提供します。LinkedInツイッターでGEHをフォローしてください。

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