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Hitachi GE

日立GEニュークリア・エナジー株式会社

ノースカロライナ州ウィルミントン(2021年12月7日)- GE日立・ニュクリアエナジー(GEH)は、本日、原子力発電所事業者が従業員に定期検査、オペレーション、及び保守作業の訓練をする際に役立つ原子力バーチャル・リアリティー・ソリューション(以下、VRS)ツールの利用を行っていると発表しました。

これは、発電所従業員の、保守作業及び定期検査時の燃料交換における格納容器の開閉、燃料の操作や検査などの訓練に役立つソリューションです。

GEHのフィールドサービス担当シニアバイスプレジデントJohn Mackleerは、次のように述べています。「原子力VRSは協調的で先進的な定期検査トレーニングのツールです。没入型仮想現実体験ルームは定期検査や、保守担当従業員が物理的なモックアップやプラントの実運用では再現不可能なシナリオの訓練など、現実的で実戦的な経験をすることができます」

GEHはフィールドサービス担当従業員を訓練するためノースカロライナ州ウィルミントンのグローバル本社に原子力VRSを配備し、2022年春の定期検査シーズンに先立ち、ソリューションの提供を行っています。米国の2つの原子力発電プラントの従業員が、監督や燃料移動の認証を含む、各プラントに特化した技術トレーニングに参加します。

原子力VRSには沸騰水型原子炉や加圧水型原子炉などの異なる発電所の建屋配置と燃料移動技術を再現できる柔軟性があります。原子力VRS技術はGEHの革新的小型モジュール炉であるBWRX-300を没入型のインタラクティブ形式で見ることもできます。GEHはオンタリオ州のカナダSMR本部に没入型仮想現実体験ルームを設置するよう取り組んでおり、これにより関係者らは燃料交換のフロアやドライウェルなど発電所レイアウトを歩き回れるシミュレーションでこの技術を実際に体験できるようになります。

GE日立・ニュクリアエナジーについて

GE日立・ニュクリアエナジー(GEH)は、先進的な原子炉と原子力サービスを提供する世界有数の企業です。GEHは、世界の原子力産業に貢献するためGEと日立が締結したグローバルな原子力アライアンスによって、2007年に設立されました。この原子力アライアンスは、単一の戦略的ビジョンを実行することで、より幅広いソリューションのポートフォリオを構築し、新しい原子炉やサービスの機会に向けて能力を拡大しています。このアライアンスは、原子炉の性能、出力、安全性を効果的に高めるために必要な技術的リーダーシップを世界中のお客さまに提供します。

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