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Hitachi GE

日立GEニュークリア・エナジー株式会社

2023年7月7日ノースカロライナ州ウィルミントン - オンタリオ州政府は、ダーリントン新原子力発電所プロジェクトにおいて、GE日立・ニュクリアエナジー(以下、GEH)のBWRX-300小型モジュール炉(以下、SMR)3基の追加建設計画と許認可手続きを開始するため、オンタリオ・パワー・ジェネレーション(以下、OPG)と協力することを発表しました。これにより合計4基のBWRX-300が、トロント東部にある当該敷地に建設予定となります。

■ GEH社長兼CEO Jay Wilemanのコメント

「OPGとオンタリオ州政府は、オンタリオ州とカナダにエネルギーと経済で多大な利益をもたらすプロジェクトにより、主導的な立場で原子力の展開を牽引しています。クリーンエネルギーのグローバルリーダーとして、オンタリオ州はこの革新的なプロジェクトが理想とする拠点であるといえるでしょう。一連の新原子炉群を共に建設し、カナダで原子力プロジェクトの卓越性の実証を進めていく中、SMRプロジェクトのパートナーとの密接な協業を楽しみにしています。」

想定される追加3基に関する本日の発表は、1月に発表されたOPGダーリントン原子力発電所における1基のBWRX-300建設契約に基づいたものです。これは、北米におけるグリッドスケールSMRに関して初となる商用契約です。

■GEH先進型原子力部門 取締役副社長 Sean Sextoneのコメント

「ダーリントンでのBWRX-300の実現における長期的なOPGとのパートナーシップに期待をしています。オンタリオのサプライチェーンには、BWRX-300のプロジェクトを大変よく受け入れて頂いており、製造品質やスケジュール要件を満たし、本プロジェクトと当社の統合チームをサポートしてきたそのリーダーシップに勇気づけられています。」

BWRX-300のような高度な原子力技術は、エネルギー移行を主導するGEHの重要な柱の1つです。BWRX-300はお客さまの脱炭素化の目標達成に貢献するだけではなく、建設と運転のコストが他の原子力発電技術よりも抑えられるように設計されています。特にBWRX-300は、現在稼動中の原子炉に使用されている既存の燃料、プラントの簡素化、実証済みの構成部品、そして既にライセンスされている原子炉技術に基づく設計という、他に例を見ない組み合わせを活かしています。

ゼネラル・エレクトリック(GE)によるカナダの原子力事業の支援は、1950年代初頭にまで遡り、カナダ初の原子力発電所であるNuclear Power Demonstration(NPD)の建設を支援し、それはCANDU炉全体の基本となりました。

GE日立・ニュクリアエナジーについて

GE日立・ニュクリアエナジー(以下、GEH)は、改良型原子炉と原子炉関連のサービスで世界をリードするプロバイダーです。2007年創立のGEHは、世界の原子力産業に資する目的でゼネラル・エレクトリック (GE)と日立が創設したグローバルなニュクリアアライアンスです。このアライアンスは、幅広いソリューション・ポートフォリオを生み出す統一された戦略的なビジョンを掲げ、新たな原子炉の可能性やサービスの機会を拡大し、原子炉の稼働率、出力や安全性の向上に必要となる技術的なリーダーシップを世界中のお客さまに提供します。
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