2026年9月29日 テネシー州ノックスビル - GEベルノバ日立ニュークリアエナジー(GVH)は、米国原子力規制委員会(NRC)が、テネシー州オークリッジに所在するテネシー川流域開発公社(TVA)のクリンチリバーサイトにおけるBWRX-300小型モジュール炉(SMR)の建設許可を発給したことを歓迎します。
今回の建設許可は、BWRX-300向けとして米国で初めて発給されたものであり、TVA、GVH、および米国の原子力産業全体にとって、次世代原子力発電の導入に向けた重要な節目となります。
GEベルノバのパワー事業部門CEOであるEric Grayは、次のように述べています。
「これはTVAとGVHにとって画期的なマイルストーンであるとともに、米国の新しい原子力時代に向けた重要な一歩です。TVAは新規原子力開発の推進において力強いリーダーシップを発揮しており、その取り組みはNRCおよび米国エネルギー省の支援によって支えられています。先進炉の導入加速をめざす連邦政府の大統領令とも歩調を合わせながら進められている本プロジェクトにおいて、関係機関との協力に感謝しています。GVHは、米国内初となるBWRX-300の導入実現を全面的に支援していきます。」
NRCによる今回の決定は、TVAの建設許可申請に対する厳格な審査を通じて培われた、TVA、NRC、およびGVHの緊密な連携の成果です。また、このプロセスは、十分に成熟した炉型設計、豊富な経験、そして規制当局との早期からの対話が、次世代原子力プロジェクトの効率的な許認可取得に大きく貢献することを示しています。
今回のマイルストーンは、北米におけるBWRX-300の規制面での進展をさらに後押しするものでもあります。2025年4月には、カナダ原子力安全委員会(CNSC)がオンタリオ・パワー・ジェネレーション(OPG)に対し、ダーリントン新原子力発電所プロジェクトにおける初号機の建設許可を発給しました。現在、同プロジェクトは建設段階にあります。さらに、2026年3月にはOPGが初号機の運転許可申請を提出し、CNSCによる審査が進められています。加えて、2026年9月にはBlue Energyが、テキサス州で計画するガス火力と原子力を組み合わせたプロジェクト向けBWRX-300について、建設許可申請書の第1分冊をNRCへ提出しました。
これらのプロジェクトを通じて蓄積される許認可やプロジェクト遂行に関する知見は、今後のBWRX-300導入計画に広く活用されることになります。
GEベルノバ日立ニュークリアエナジーのCEOであるJason Cooperは、次のように述べています。
「米国における原子力発電の拡大には、複数サイトへの継続的な展開、すなわちフリート展開が不可欠です。標準化された設計と、予見性が高く効率的な規制プロセスを組み合わせることで、共通技術の活用、許認可取得の経験、サプライチェーン能力、さらにはプロジェクトから得られた教訓を次の案件へ効果的に展開できます。クリンチリバープロジェクトは、こうしたフリート展開モデルの実現に向けた大きな前進となります。」
TVAは2025年4月、クリンチリバーサイトにおける建設許可申請を提出しました。本プロジェクトは、TVAが既に取得している早期サイト許可(ESP)を活用するもので、米国エネルギー省オークリッジ国立研究所に近接する、オークリッジ地域の原子力関連拠点内で計画されています。
BWRX-300は、長年にわたり蓄積された沸騰水型原子炉(BWR)の運転実績を活用しながら、システム構成の簡素化によって建設の複雑性を大幅に低減した、出力30万kW級の小型モジュール炉です。
GEベルノバの原子力事業は、株式会社日立製作所とのグローバルアライアンスのもと、原子燃料、各種サービス、および先進的な原子炉技術を世界中の顧客に提供しています。そのポートフォリオには、革新的かつ簡素化されたSMRであるBWRX-300をはじめ、各種沸騰水型原子炉技術が含まれています。
また、GEベルノバの燃料事業会社であるグローバル・ニュークリア・フュエル(GNF)は、沸騰水型原子炉向け燃料および燃料関連エンジニアリングサービスの世界有数のサプライヤーです。GNFはGEベルノバと日立との合弁会社であり、米国ノースカロライナ州ウィルミントンのGlobal Nuclear Fuel-Americas, LLCおよび神奈川県横須賀市久里浜の株式会社グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパンを通じて事業を展開しています。
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