よりスマートに、よりシンプルに
カーボンニュートラル社会の実現に向けて、低コストで安定供給可能な脱炭素電源に対する世界的なニーズが高まっています。日立GEニュークリア・エナジーが、米国の姉妹会社であるGE日立・ニュクリアエナジーと共同で開発を進めているBWRX-300は、高度な安全性を維持したうえで、経済性を向上した小型軽水炉です。
ダーリントン新原子力発電所プロジェクトは、カナダ初の商用小型モジュール炉として、BWRX-300をカナダ・オンタリオ州ダーリントンに建設する計画です。オンタリオ・パワー・ジェネレーションはGE日立ニュクリア・エナジーをテクノロジー・パートナーに選定し、2028年建設完了をめざして、詳細設計および許認可申請を推進中です。
納入先 | オンタリオ・パワー・ジェネレーション |
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基数 | 4基 |
BWRX-300の概要 |
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完成予定 | 2028年 |
カナダにおけるサスカチュワン州のサスクパワーは、同州内における小型モジュール炉(SMR; Small Module Reactor)の建設計画のなかで、BWRX-300を選定しました。サスクパワーは2030年代半ばにSMRの導入を計画しています。
納入先 | サスクパワー |
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基数 | 4基 |
BWRX-300の概要 |
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完成予定 | 2030年代半ば |
テネシー川流域開発公社(以下、TVA)は、テネシー州オークリッジ近郊のクリンチリバー施設におけるBWRX-300の建設許可申請を準備しています。さらに、TVAのサービスエリア内で小型モジュール炉(SMR; Small Module Reactor)展開の可能性がある追加のサイトを検討しています。
納入先 | テネシー川流域開発公社 |
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基数 | 1基~(未定) |
BWRX-300の概要 |
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完成予定 | 未定 |